2020年2月20日

岡山大学の留学生らが津山地域を訪問

2020年2月15日(土) 

 岡山大学の留学生8名と教育学部の県北地域教育プログラムの学生2名が津山地域の歴史と文化を学ぶため津山洋学資料館などを市内各所を訪問しました。

 本事業は岡山大学津山スクール:地域交流事業の一環として実施したもので、津山洋学資料館では江戸時代後期から明治初期にかけて津山地域で栄えた洋学(蘭学)の歴史について学芸員の方から説明を受けながら、当時の貴重な資料などを見学したのち、箕作阮甫旧宅や城東むかし町家など城東の町並み保存地区の見学を行いました。

 その後、津山ホルモンうどん研究会の協力のもと「お好み焼き三枝」(津山市上河原)にて、店長の上山さんから津山ホルモンうどんが津山独自の食肉文化「養生食い」の歴史に着想を得て生まれたことや地域おこし活動について話をうかがいました。

店長の上山さん(右)から貴重なお話を伺う

 午後からは、上田手漉和紙工場(津山市上横野)で横野手漉き和紙作りを見学。6代目の上田繁男さんから、何十年も前に岡大の留学生に「日本には素晴らしい文化や伝統がたくさんあるのに日本人は普段見向きもしない。しかし、それらが無くなりそうになった時に初めて、保存会を作って残すよう活動を始める。残すべき文化なら、なぜ最初からそうしないのか」と質問されたことが強く印象に残っていると話されました。私たちが普段見逃しがちな津山地域の文化や伝統、歴史に触れてもらい、地域を知ってもらう事で新たな価値が生まれるのではないかと気付かされた1日となりました。

上田繁男さん(右)と岡大生たち

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